山添村

山添村

Yamazoe Village
人口 3,471人(2020年1月時点) | 面積 66.52km²

人口 3,471人(2020年1月時点)
面積 66.52km²

山添村は奈良の中でも北東の端に位置する高原の村です。人が住み着いたのは縄文時代で、日本最古級の遺跡が出土した布目川流域など、村内のあちこちから、住居跡や土器・石器が出土。数多く磐座が点在することから巨石の聖地とも呼ばれ、太古の信仰に触れようと、多くの観光客が訪れています。
標高は120m~620mと起伏はあるものの、傾斜は全体的になだらか。村の80%が山林で、村内を流れる川や道などに沿って集落と農地が点在します。かつては県内唯一の「和紅茶」の産地でもあり、旧保育園の跡地を利用したお茶の体験施設を通じて、「和紅茶」の復活にも取り組んでいます。

地域に根差した資源

Local resources

磐座いわくら

磐座は、「神はすべての自然物に宿る」と考えていた古代の人々が作った祈りの対象物であり、神々が降りてくる場所のこと。村内には巨石をご神体とした神社など、祈りの場が数多く存在しています。

神野山こうのやま(神野山自然公園)

標高618.8m。県立自然公園に指定される村のシンボルで、山頂からは周囲を一望できます。春のツツジ、森林科学館、天狗伝説がある巨石群「鍋倉渓」など、観光と信仰が共存するスポットです。

めえめえ牧場

「フォレストパーク神野山」の中にある牧場で、50頭ほどの愛らしい羊たちが迎えてくれます。期間限定で羊の毛刈りが体験でき、隣接する羊毛館では、染めたり紡いだり、羊毛加工も楽しめます。

さる祭り

春日神社で12月に行われる「申祭り」では、「菅生春楽社」により能や狂言が奉納されます。明治時代、元能楽師であった金春万次郎氏から地域の人が習い始め、座を結成したことが始まりです。

カントリーパーク大川

縄文時代の「大川遺跡」を整備した公園。復元されたたて穴式住居やパネル展示で、縄文の生活を楽しみながら学べます。キャンプ場・バーベキューサイト・巨大すべり台などもあります。

かすががーでん

2013年、廃園になった保育園を活用して生まれた都市と農村の交流拠点。村と地元スタッフが協力して運営しています。茶摘みや茶揉み、野菜の種植えや収穫、調理などを体験できます。

土地から生まれた産業

Local industries

農業

標高が高く昼夜の温度差が大きいこと、山や川から発生する霧がお茶の生育に良いことなどから、古くからお茶の生産が盛んです。傾斜がなだらかで、比較的日当たりも良く、米作りはもちろん、大和伝統野菜の片平あかねやしいたけ、里芋などの生産も行われています。

製造業

収穫されたお茶の葉を加工し、茶粥、茶そうめんなどを生産。新たな可能性にチャレンジしています。

飲食業

動物園のあるカフェやブックカフェなど、地元の食材を活かした飲食業が営まれています。

■Information

交通 | 路線バス、コミュニティバス
買物 | 商店、農産物直売所
病院 | 診療所、歯科医院
学校 | 小学校1校、中学校1校、高等学校(分校)1校
移住関連施設 | 交流体験施設「かすががーでん」
移住相談窓口 | 地域振興課(0743-85-0048)
気候 | 内陸性気候。大和高原に属し、夏季は冷涼、冬季は寒さが厳しい。
大阪からのアクセス
(電車の場合)
・「大阪駅」から「天理駅」までJR線で約1時間15分
・「大阪難波駅」から「天理駅」まで近鉄線で約1時間
・「天理駅」からバスで「国道山添」まで約1時間10分
(車の場合)
・名阪国道「山添IC」から県道80号線を経て約1分