高取町

高取町

Takatori Town
人口 6,706人(2020年1月時点) | 面積 25.79km²

人口 6,706人(2020年1月時点)
面積 25.79km²

高取町は、奈良県中南部に位置する町。古くは飛鳥時代、推古天皇が「薬狩り」をし、中世・南北朝時代には豪族・越智氏が治めた場所でした。江戸時代に高取城の城下町として栄えた土佐街道には、今も当時の面影を見ることができます。明治29年に、高取町・船倉村・越智岡村の3つの地域が「和になる」ことで、今の高取町になりました。
壺阪山駅周辺には、江戸時代の町並みが残る土佐街道や住宅地があります。北部・西部の平地に集落が広がり、南部・吉野に近づくにつれて山間地となります。お城や街道、薬の町というイメージのまちづくりに加え、北部の農村地にある与楽古墳群周辺の整備・開発も進めています。

地域に根差した資源

Local resources

高取城跡

「日本最強の城」との呼び声も高い、「高取城」の城跡です。南北朝時代に越智氏によって築かれました。「日本三大山城」のひとつとして、今も新緑や紅葉の季節には多くの人が訪れます。

壷阪寺

創建703年。眼病封じの信仰を集めるお寺です。本尊は「十一面千手観世音菩薩像」で、山中に広がる境内には、仁王門や三重塔の他、インドから招来された高さ20mの大観音像などがあります。

土佐街道

大和朝廷の都造りのために集められた土佐出身者たちが住み着いたと言われる「土佐町」。メインストリートである「土佐街道」は、「高取城」の城下町として栄え、今も様々な商いが行われています。

市尾墓山古墳

墳丘の全長が約70m、高さが約9mある、6世紀初めの前方後円墳です。国史跡に指定され、古墳の規模や石棺、出土遺物から、古代の有力な豪族の墓と考えられています。

町家の雛めぐり

ボランティア団体を中心に、2007年から始まった3月の雛祭りイベント。「土佐街道」沿いの80軒を越す町家で各家庭の雛人形が飾られ、一ヶ月の間に、実に約5万人が訪れます。

石造物

「猿石」「人頭石」と呼ばれる石造物があります。斉明天皇期に作られたと言われるも、詳細は不明。猿石は「高取城の石垣に使うために飛鳥から運ばれてきた」「結界石である」など、諸説あります。

土地から生まれた産業

Local industries

製薬業

江戸時代には伊勢街道沿いで売薬が始められ、「大和の薬売り」として親しまれました。その歴史と伝統を継ぎ、今も町内では製薬産業が営まれています。

農業

農業生産法人を中心に伝統的な薬草・大和当帰やいちご、米、その他様々な野菜が作られています。毎年一回、農産物品評会も開かれています。

観光業

社団法人が運営する観光案内所「夢創舘」や、ゲストハウスなどがあります。また、毎年秋には、1万人以上が訪れる「城まつり」を開催しています。

■Information

交通 | 電車、路線バス
買物 | スーパー、コンビニ
病院 | 診療所
学校 | 小学校1校、中学校1校、高等学校1校
移住関連施設 | なし
移住相談窓口 | まちづくり課(0744-52-3334)
気候 | 内陸性気候。夏季は蒸し暑く、冬季は寒い盆地性気候。
大阪からのアクセス
(電車の場合)
・「大阪阿倍野橋駅」から「壺阪山駅」まで近鉄線で約45分
(車の場合)
・南阪奈道路「葛城IC」から国道169号線を経て約30分