曽爾村

曽爾村

Soni Village
人口 1,427人(2020年1月時点) | 面積 47.76km²

人口 1,427人(2020年1月時点)
面積 47.76km²

曽爾村は奈良の北東部、三重との県境にあります。村の大半を占める山地は室生火山郡に属し、岩肌があらわな「鎧岳」「兜岳」「屏風岩」などの奇岩奇峰の山々は国の天然記念物に指定。ススキの名所として名を馳せる「曽爾高原」一帯は、「室生赤目青山国定公園」に指定されています。
曽爾川に沿って主な集落が広がり、山の斜面にいくつか集落が点在。周囲を1,000m級の山々に囲まれながらも、平地で日当たりのいい場所も多く、高原の冷涼な気候や湧き水を活かした農業も盛んです。漆塗りに関する伝説から「ぬるべの郷」としての地域おこしを行っています。

地域に根差した資源

Local resources

曽爾高原

「日本三百名山」に数えられる「倶留尊山」から亀山を結ぶ山麓に広がる、一面をススキに覆われた草原です。早春の頃に行われる山焼きは迫力満点。星空のスポットとしても知られています。

鎧岳・兜岳

激しい火山活動と長期の浸食で今の姿になった「鎧岳(894m)」と「兜岳(920m)」。鎧岳は“雄岳”、兜岳は“女岳”と呼ばれ、国の天然記念物に指定。遊歩道が整備され、多くのハイカーが訪れます。

獅子舞

約300年に渡って受け継がれる獅子舞。毎年、村内にある全神社の秋祭りの日、古社「門僕神社」で奉納します。舞の種類の豊富さと質の高さが評価され、県の無形民俗文化財に指定されています。

屏風岩公苑

その名の通り、屏風を立てたように隆起した高さ約200mの岩壁が、幅2kmに渡ってそびえています。春になると、ミツバツツジが岸壁を彩り、樹齢100年を超える山桜が咲き乱れます。

曽爾高原湧水群

「曽爾高原」のお亀池に蓄えられた伏流水や、周辺から湧き出る水は「平成の名水百選」にも選ばれる名水。生活の飲料水としてはもちろん、米やビールの生産にも使われています。

曽爾高原温泉 お亀の湯

泉質はナトリウム-炭酸水素塩温泉で、“美人の湯”と評判の温泉施設。「木の浴室」からは「兜岳」や「鎧岳」を一望でき、「石の浴室」からは「曽爾高原」が望めます。食堂や休憩所もあります。

土地から生まれた産業

Local industries

農林業

高い標高と寒暖差を活かした農業が行われています。特に、「曽爾高原」の湧水を使った曽爾米、ほうれん草、トマト栽培などが盛んです。また、森林組合を中心に、定期市を開催して木材の需要促進を図るなど、林業振興にも取り組んでいます。2016年には、農産物のブランド化や木材加工による付加価値創造などに取り組む官民共同組織「曽爾村農林業公社」を設立。地域イノベーションによる創業を支援しながら、持続可能な農林業の実現を目指してプロジェクトを進めています。

観光業

飲食店やお土産店のある観光拠点「曽爾高原ファームガーデン」や「お亀の湯」を中心とした観光業も活発です。民宿やゲストハウスもあり、農家民泊も行われています。

■Information

交通 | 路線バス、コミュニティバス
買物 | 商店、農産物直売所
病院 | 診療所
学校 | 小中学校1校
移住関連施設 | 移住体験施設「ソニゲイト山粕宿」
移住相談窓口 | 企画課(0745-94-2116)
気候 | 内陸性気候。大和高原に属し、夏季は冷涼、冬季は寒さが厳しい。
大阪からのアクセス
(電車の場合)
・「大阪難波駅」から「名張駅」まで近鉄線で約1時間15分
・「名張駅」からバスで「今井」まで約45分
(車の場合)
・名阪国道「針IC」から国道369号線を経て約40分