黒滝村 Kurotaki Village 人口 702人(2020年1月時点) | 面積 47.00km² 人口 702人(2020年1月時点)面積 47.00km² 黒滝村は県のほぼ中央にあり、「奈良のへそ」と呼ばれています。吉野大峯山系の山麓に位置し、古代、修験道の開祖・役行者によって開かれた修験の地として始まりました。中世・近世を経て、良質な「吉野杉」の産地として発達。その特性を知り尽くした職人による、樽丸などの伝統技術が継承されています。 平均標高は490m、渓谷型の山村です。村域の97%が林野で、川沿いのわずかな平地や山麗斜面に集落を形成しています。「森林の村」として林業振興に取り組む他、山里型リゾート施設「黒滝・森物語村」は、山川のアクティビティを求める人々から、多くの支持を集めています。 地域に根差した資源 Local resources 黒滝村 旧役場庁舎 明治時代の末に建てられて以来、70年あまり黒滝村役場として使われてきた建物。日本遺産にも登録されました。現在は民俗資料館として活用される、村のシンボル的存在です。 河分神社 黒滝川と川谷川の分岐に鎮座。古くから祈雨祈晴に霊験があると言われ、「宇迦之御魂神」を祀っています。秋の大祭では、17本の笙笛に合わせて地元の子どもたちが舞を奉納します。 鳳閣寺 678年、役行者が道場として開山し、895年に聖宝理源大師が建立したと伝わるお寺。1369年に再建され、国の重要文化財に指定される「石の廟塔」などの文化財が残されています。 黒滝・森物語村 黒滝川のほとり、豊かな自然の中にある、“遊ぶ”“食べる”“和む”をテーマにした山里型リゾート施設です。敷地内には宿泊施設「森の交流館」や温泉があります。 道の駅「吉野路 黒滝」 赤い屋根が目印の、観光案内所と休憩所を兼ねた総合案内センターです。良質な村産材を使用した施設内には、地元の野菜や加工品、木工品などが売られています。 赤岩渓谷 清流・黒滝川の川床から河岸一帯に、赤みを帯びた岩が連なる渓谷です。水に濡れた岩は特に赤色が鮮やか。春夏は木々の緑色との対比が美しく、秋は紅葉と相まった美景が現れます。 土地から生まれた産業 Local industries 林業・木工業 新たな商品開発とブランド化で、林業振興に取り組んでいます。また、職人の手によって、樽丸、磨き丸太、水組、透彫など、伝統的な木工が今も続けられています。 観光業 リゾート施設「黒滝・森物語村」、道の駅「吉野路 黒滝」を中心に、広大な自然、歴史、食、アウトドアスポーツ、温泉などを楽しめる観光業が営まれています。 6次産業 地域の活力維持、雇用創出を目指して、食の6次産業化に着手。大和伝統野菜に認定された「黒滝白きゅうり」のブランド化と共に、販路拡大に取り組んでいます。 ■Information 交通 | 路線バス 買物 | スーパー、商店、農産物直売所 病院 | 診療所 学校 | 小学校1校、中学校1校 移住関連施設 | ゲストハウス山桜、ゲストハウス風の谷、ゲストハウスAPRICOT 移住相談窓口 | 企画政策課(0747-62-2031) 気候 | 北部は内陸性気候で、夏季は暑く冬季は寒冷。山間部は山岳性気候で、夏季は冷涼、冬季は寒さが厳しい。 大阪からのアクセス| (電車の場合) ・「大阪阿倍野橋駅」から「下市口駅」まで近鉄線で約1時間10分 (車の場合) ・南阪奈道路「葛城北IC」から国道309号線を経て約40分