古民家 勝右衛門
御所市
民泊
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掖上の道エリア・今住にある築194年の旧家です。
文政7年(1824)に建てられた本宅と、大正3年(1914)に増築された書院造りの離れ座敷があるお屋敷。
内門をくぐると中庭があり、そこを巡って渡り廊下を伝うと離れ座敷へと続いています。
宿泊スペースはこの離れ座敷(うち2間)で、1日1組限定(1家族最大6名)でご利用いただけます。
名 称
古民家 勝右衛門
条 件
1日1組限定(1家族最大6名)
※食事は、自炊、仕出し、外食のいずれかとなります。
朝食の食材セット(和・洋)は500円。
詳しくはお問い合わせください。
利用料金
1泊素泊まり9,000円(二人目から8,000円)
住 所
奈良県御所市今住 166
お問い合わせ
TEL:0745-67-0548
〈古民家の宿 勝右衛門 インタビュー〉
Interview
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中嶋さんはこれまで、ホテルの再建業に取り組まれていた。
その延長として、御所市今住に大正3年増築、当時のままの古民家を活用し、静かでゆったりとした時間を過ごすことのできる「古民家の宿 勝右衛門」を2018年11月に開業。
海外からの宿泊者が7割
ターゲットにしていた訳ではないが、海外の宿泊者がほとんどで、SNSの口コミ等により世界各地からお越しになります。
「海外のお客様は一人旅という方が多く、お食事の際などに、ポケトークを利用して、積極的にコミュニケーションを図ってます」と話す番頭の中嶋宏高さんと女将の松本ゆきさん。
宿泊者との会話を大事にされています。食事の内容についての説明はもちろん、たまごかけご飯や納豆などの初めて食べる日本食の食べ方をレクチャーすることも。
「最初は躊躇していても、みなさん結構挑戦し、おいしいと感じるよう。」
「お客様に周辺の観光地等もご案内します。」
あるイギリスからの宿泊者を国見神社に案内したところ、長時間たたずみ「神が宿っているのを感じる。」と大変喜ばれました。
「地域の方々は身近にある文化・歴史について、当たり前のような感覚であるが、それらがとても魅力的なものであること。御所市の素晴らしい歴史・文化を伝えたいです。」と中嶋さん。
「どのようにしたら来てくれた方達が喜んでくださるかを考え続けています。」と松本さん。
お二人のおもてなしの気持ちが宿泊者の満足度につながっているようです。
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意外な気づき
外国人の宿泊者と国見神社のお祭りに行ったり、近所を散歩していると、地域の方達が寄ってきて、英語で会話されたり、積極的にコミュニケーションをとってこられます。
「地域の方達は閉鎖的かと思いきや、グローバルな意識をお持ちで、年配の方も英語が堪能で驚きました。」
地域の方々とも普段からコミュニケーションをとっており、中を見せてほしいと来てくださったり、地域に溶け込んでいます。「勝右衛門さんのお客さんだと思って、家でお茶でもどうぞと勧めたよ。」というエピソードも。
「御所市の良いところはおもてなしの心をもった、ホスピタリティなところです。」
空き家の活用方法を広めていきたい
これからの展開は?
「今、実家が空き家になってしまうことが増えてきています。実家の民家を朽ちさせたくないと思っている方がたくさんいます。このような民泊の取り組みを発展させて空き家の活用方法を広めていきたいと考えています。」
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